私たちの社風

社風やカルチャー、働き方や独自性......。入社しようという時、最も知りたい事柄の一つなのに、どうしても抽象的な美談で片付けられがちですよね? そこでこれらについて、立場の異なる社員たちに本音で語り合ってもらいました。

和田亮(2015年新卒入社)
佐藤愛(2014年新卒入社)

ファシリテーター:人財本部長 船津龍太

個性派ぞろいのMSOL社員にも共通点があった

船津:一口に社風といっても、皆それぞれに捉え方は違うと思うのですが、まずは「MSOLという会社にはどういう人間が多いのか」というような切り口で思うところを話してみましょうか。

和田:私は2015年に新卒で入社したんですが、最初に驚かされたのはお客様との接し方でした。やっぱり、どんなプロジェクトでも実際に進めていく上では、さまざまな課題や問題点が浮上してきます。慎重論みたいなものも出てきますし、意見がプロジェクトチーム内で割れる場合だって少なくない。そうして重い空気が流れている現場で「こうしましょうよ」と、チャレンジングなほうの選択肢をズバッと推していくのがMSOLの先輩でした。お客様サイドの主流派の意見とは真逆の提案をする上司もいました。だから私は「こういうのがMSOLなんだな」という解釈をし続けていますね。

佐藤:同感(笑)。私は2014年に新卒で入ったのですが、現場で最も印象的だったのは「このタイミングでそういう言いにくいことを言っちゃうのね」というシーンを頻繁に見かけたこと。それがMSOLのPMOなんだな、という印象を私も持っています。

和田:私は製造業やサービス業のお客様を担当してきましたし、佐藤さんはエネルギー産業中心ですよね。だから、たぶんお客様の業種などとは関係なく、MSOLの人間は共通した言動をしているんだと思うんです。もちろんそれができるのも、それまでに信頼関係をしっかりと築いているからだとは思うのですが。

船津:もちろん、現場の状況やお客様の考え方次第で違いは出てくるし、担当するMSOLの人間性によってプレゼンやコミュニケーションの手法も異なる。「MSOLで積み上げた実績もあり、お客様から信頼を得ているPMOだからこそ説得力があるんだ」というパターンもあれば、時には「あの人、声が大きいから」という要素が少なからず作用している場合もあるよね(笑)。

佐藤:それ、誰のことか想像しちゃうのでやめてください(笑)。でも、単に熱い情熱肌だからとか、声が大きいから、という理由だけでは提案に対してお客様も他のプロジェクトメンバーも腹落ちはしませんよね。意外なくらい緻密に考え抜いた結果としての大胆提案だったりする。だから皆さんが耳を傾けてくれる。人によっては大企業のお客様の上層部が相手でも、どんどん入り込んでいってズケズケ言いたいことを言うのに、ちゃんと受け止めてもらっていたりするケースもありますよね。

船津:佐藤さん、それご自分のことじゃないですか(笑)

佐藤:「言うべきことは、その場で発信すべき」というマネジメントにおけるこだわりは、多くの人が共有していますね。プロジェクトに限らず社内での発言とそのリアクションについても、私はMSOLの特徴を感じていますよ。

船津:それはどういう場面での話ですか?

佐藤:毎回必ずというほどではないんですが、なんとなくボソッと「次はこれやってみたいなあ」と口にした途端、まわりのリアクションが大きくて(笑)、「いいじゃないか。やろう。やりなよ」と膨らんでいく。

和田:そうですね。なんなら経営陣が一番「やらせちゃえ」というノリだったりする(笑)

佐藤:良い事なのかどうなのかは私には判断できませんが、間違いなくMSOLの特徴だとは思うんですよ。何か「やりたい」と言ってしまったら、言った本人はまだ「現実的にはどうなんだろう」と迷っているのに、気がついたら100m走のコースにいて、しかもすでに50m地点くらいまで周りの賛同で押し出されているような感じになっていたりする。「えぇ、もう走るしかないじゃないですか」となる。気がついたら「やるっきゃない」という場面に立たされている(笑)

嘘偽りのない「チャレンジできる環境」がMSOLにはある

船津:私は今、人財採用の担当をしているので、学生の皆さんを相手に「うちはこういう会社です」と説明する機会が多いのですが、そういう場で必ず伝えている事柄の1つが「この会社での活動を通して、自分のしたい事をしていいですよ」という価値観です。佐藤さんが今とりあげていた「やりたいことがあればチャレンジさせてくれちゃう」カルチャーは、まさにその一例ですよね。実をいえば、私自身がそういうMSOLの価値観に魅力を感じてキャリア入社することを決めました。

佐藤:そういうメッセージって、就職活動をしているとあちこちで耳にします。「うちはチャレンジできる会社ですよ」みたいな話は、どこでもしている。でも「人生でやりたいことがあるなら、この会社でやればいい」とまで言いきるところは多くないですよね。私なんて、それが前提であるかのように面接で聞かれましたもん。「あなたは人生で何を成し遂げたいの?」と。ちょっとビックリしました(笑)

船津:MSOLでは「自律的キャリア形成」というのを提唱しているし、採用の場でもこれを発信しているわけですが、そのあたり、入社を決めるタイミングとかでどう解釈しました?

和田:「どの会社に入るのか」が先にあるのではなくて、「自分はどう生きていくのか」が大前提。その前提に従いながら人生を歩んでいく道筋に会社というのは存在している。会社のために何を捧げるか、というのではなく、自分にとって必要なものを会社から手に入れて、そのスキルやエネルギーを糧にして人生を歩んでいく......私の解釈はこういう感じです。

佐藤:自分のキャリアビジョンを書いて提出して、それに基づいて上司とレビューをする、というプロセスは他社でもやっていると思うんですけれど、うちの場合、そこに「私の人生」というのを色濃く出していく感じはありますよね。少なくとも私は毎回、そういう意識でキャリアビジョンを書いていますし、おかげでそれをガイドマップ代わりに使って働くことができてもいます。

船津:他に何かMSOLの特徴として気に入っているところとか、自慢したいところとかあれば教えてください。

和田:たしかに上下左右というか360度全面フラットみたいな人間関係になっていますね(笑)

船津:先日とったアンケートでは「役職に関わらず円滑なコミュニケーションがとれる」という答えを選んだ人が全社員の86%でした。私も転職組ですから、転職直後はすごく助かりました。続けていきたいカルチャーだと思います。

佐藤:その上下左右って話、拠点も越えているんですよ。私は8ヵ月間、名古屋のオフィスで働いていた時期があるんですけれど、中部支社にいても同じように全面フラット型コミュニケーションでした。

和田:社員が急増するとベンチャー企業でも社員間の関係性が薄れていく、なんて話はよく聞きますが、うちは乗り越えられる気がします。たしかに勉強会に参加すると、そこで初対面になる社員と出会うようにはなりましたが、そういう人ともすぐに意気投合したり、熱く議論してしまったり(笑)

佐藤:自由参加のランチミーティングでも、和田さんが経験したのと同じ光景があちこちで見受けられますよ。今、全社員対象のものだけではなくて、女子限定のランチミーティングというのもあって、そっちも楽しいです。女子会のノリもありつつ、仕事や働き方の話もできますから。

しっかり働いて、がっつり休むのがMSOL流

船津:PMOの最前線における社員同士とかお客様との関係性に加え、部門を超えた勉強会やミーティングの機会もあって、人と人とが向き合う場の多い会社がMSOLなんだ、ということは自慢できますね。今も少し話題に出ましたけれど、働き方という面では何か独自なものがありますか?

佐藤:私がMSOLの社員であることを自慢するとしたら、真っ先に言いたいのは休暇をばっちり取れるところです。

和田:佐藤さんと同感です。バリバリ働いてプロジェクトを終えると、がっつり休んで旅行みたいな。

佐藤:人によって休暇での過ごし方は好みが分かれるでしょうけれど、私のように10連休とか取ってしまって海外でゆったりしたい、なんていう人にはMSOLはピッタリだと思いますよ。

和田:部署ごとに状況は違いますけれど、プロジェクトベースで動くPMOの仕事に就いていると、メリハリをつけやすいですよね。

船津:実をいうと、私は子どもが通う幼稚園で結構顔が売れてるんですよ(笑)。なぜなら、他のパパに比べて幼稚園に行くことが多い。当然、幼稚園の行事にもほとんど参加していますね。

和田:行事といえば、社内の行事も盛んですよね。さっきの話に戻っちゃいますが、それくらい仲が良いってことの証しでもありますね。部活も山ほどあるし、みんなかなり熱心に活動していますから。

佐藤:フットサル、野球、テニス。ほかに料理とか、子育て社員のための集まりの「ひよこクラブ」っていうのもありますね(笑)。あとは「名古屋で遊ぼう」なんていう部活もあって、自由に参加できたり。

船津:「マネジメントのプロフェッショナル集団です」などと自己紹介をしてしまうと、ものものしい印象や、タフな働き方という固定観念にとらわれがちですけれども、マネジメントのプロだからこそ、人を大切にするし、関係性を大事にするし、オンオフのメリハリも重んじる。そうして、今のようなカルチャーが定着しているのかもしれませんね。「つながり」をオンタイムでもオフタイムでも重視して、互いを尊重しつつ、個の人生観を自由に追いかけていける。そういうMSOLの社風や価値観に共感してくれる人がもっと増えてくれることを願っています。


(タイトルはインタビュー当時)
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