MSOLへ新卒入社後初めての仕事は、銀行系のシステム開発プロジェクトのPMOでした。といっても、新卒入社後すぐであるため、まずは議事録作成や進捗確認などのアドミ作業が中心でした。分からない言葉が飛び交う中でプロジェクトという環境を「知る」ことに徹した覚えがあります。
最初のプロジェクトが完了すると、製薬会社へアサインされました。製薬会社でも、参画当初はシステム開発プロジェクトのPMOを行いましたが、その後、プロジェクトの横断管理(プログラム管理)を経験しました。1つのプロジェクトの中に入った経験、複数のプロジェクトを横断的に見た経験から、プロジェクトマネジメントが「わかる」ようになったと思います。
さらには、初めて単独でPMOとして参画し、20~30歳も上のクライアントと対等に議論を重ね、プロジェクト計画書の作成やステコミ報告を実施する機会もありました。この経験のおかげでプロジェクトマネジメントが「できる」ようになってきたと感じています。
プロジェクトマネジメントが「できる」と感じ始めた頃、新たな領域にもチャレンジしました。企画のマネジメント改革プロジェクトへの参画です。これまでのPMO業務とは異なり、企画プロセスの見直しやプロセスに準じた人材の定義、さらには実際に人材育成に向けた研修の実施など、組織全体に対する施策を講じました。今後は上流から下流まで幅広い視野で見通しながら、得意分野である心理学も交え、マインド面も含めた包括的なマネジメント支援ができるよう努めていきます。
入社して最初のプロジェクトは、複数社を巻き込んで共通ポイントカードサービスを立ち上げるプロジェクトでした。私はそこで、システム導入部分のPMOリードとして参画しました。
その後、大手日系メーカーのサプライチェーン改善プロジェクトに参画。全体PMOとしてビジネス・システムを含めたグローバルプロジェクト全体をマネジメントする役割を担いました。関係者が広範囲にわたり、日本側だけでも企画・マーケティング、設計、製造、物流などの業務に関連し、さらに海外現地法人、中国製造拠点、海外物流会社など関係者がグローバルに点在する中、プロジェクトの方向性を明確にし、関係者間の意思疎通を円滑にするために様々な方法でコミュニケーション促進させ、プロジェクトを推進するのは、難しくもやりがいがある仕事でした。
その後、MSOLでのマネージャーにあたるプロジェクトマネジメントコンサルタント、アカウントマネージャーに昇格し、グローバルプロジェクトを中心に複数プロジェクトに関わりました。
例えば、大手自動車会社における商品化プロセス改善プログラムでは、日本側のプログラムマネジメントオフィスのリードとして、ヨーロッパの提携会社側のプログラムマネジメントオフィスと連携し、プログラム方針の策定や、プロジェクト間の依存性の明確化を推進し、プログラム全体のベネフィットが創出されるように全体最適を推進しました。
近年は、組織的PMOという立場において、複数の企業の組織力強化に携わり、組織のビジョンのもとに、全体の活動の計画・推進支援、またマネジメントプロセスの構築や、人事評価・キャリパス策定支援など幅広く対応しています。
現在はディレクターという立場で、製造・流通・小売・ヘルスケアなどの業界を担当し、営業活動や社員の育成・マネジメントを行っています。
様々なプロジェクトを通し、多くの方と出会い、多くの事を学ばせてもらったことは私の財産です。今後はこうした経験をより多くのMSOLメンバーができるようにチャンスを創出するとともに、クライアントに対してより大きな価値を提供できるようにしたいと考えています。
最初に参画したのは、外資系医薬品会社のプロジェクトでした。プロジェクト診断を実施し、状況をヒアリングや成果物を分析して、現状の問題点や改善策の提示をしました。次のプロジェクトでは、大手クレジット会社の基幹系システムのリプレイスプロジェクトで、複数の会社から成るPMOチームの一員として、全体管理を担当しました。各チームの進捗状況・課題・リスクの洗い出し、ベンダー成果物の品質分析、ステコミ報告などのプロジェクト全体の状況可視化を行いました。
このときは、まだコンサルタントが50名ほどの会社でしたので、今ほど十分な支援体制があったわけではなく、試行錯誤を繰り返しながら、なんとかやりきった感じです。
成果が認められ、入社1年後にマネージャーポジションであるプロジェクトマネジメントコンサルタントに昇格できました。そして、私のミッションは自動車業界への支援の拡大でした。
大手自動車会社で自動車関連のスマートフォンアプリ開発PMO、アプリのクラウド移行プロジェクトPMOなどの開発系プロジェクトや、部門PMOとして社員のスキル定義、マネジメントツール整備などの組織改善を実施し、支援部門を開発から事業や企画などに拡大していきました。
この時期は、本当にがむしゃらに何でもやりました。MSOLという新参者が大手の会社に受け入れてもらうにはそれしかなかったと思っています。
現在は、モビリティーグループのアソシエイトディレクターとして、ラインマネジメントや既存・新規部署への営業をしています。また、ビジネスパートナーの調達なども担当し、MSOL全体に対するリソース供給を行っています。
会社組織が大きくなり、私も会社全体を見渡すポジションになりました。ただ、現場へのこだわりは持っており、今でも現場に通っています。基本的に現場のマネージャーに任せますが、任せっぱなしにはしないのが、私の矜持です。入社後、短期間で役割を変えながらここまでやって来ましたが、今後は中部を中心として西日本全体への拡大に向けた活動をしていきたいなと思っています。
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